モデル名 Speedex W1 Dual nrg+(標準仕様)/RoHS指令準拠
主要スペック 想定寿命:3年※
ヒューズ:プラシングコアケーブル中継部及びエフェクトユニットに内蔵
LED:高輝度レッド(オプションにて高輝度グリーン・高輝度オレンジにも変更可)
※LEDなしの省電力モデルも設定
本体外寸:Speedex D1/L1 Hybrid/Elite audioと同じ
ケーブル品質:全OFC(無酸素銅)+TIN-Plated
(プラシングコアケーブル:22sq、エフェクトケーブル:8sq)
接続端子品質:全OFC(無酸素銅)+24金メッキ処理
※プラシングコアケーブル(オルタネータ側)端子径につきましては、標準仕様では8mmとさせて頂いておりますが(オルタネータの場所によりましては端子径の事前確認が難しく、8mmであればほぼ全車種に問題なく適合する為)、端子径のご確認が出来ている場合には6mmへもご変更を承らせて頂きます。
防水処理済
FCMフィルタ:全ケーブルに標準装備
ケーブルカラー
プラシングコアケーブル&エフェクトケーブル(+):クリアレッド
エフェクトケーブル(−):クリアシルバー
※プラシングコアケーブルに関しましては安全上カラーはクリアレッドのみ、他ケーブルにつきましては全てカスタムフィットサービスによりカスタム可能

※想定寿命はエフェクトユニットの構成を含めた最高のパフォーマンスの維持を示したものであり、3年経過以降も、一般的なプラシングケーブルと比較しても高い効果を発揮致します。
RoHS指令準拠 RoHS指令準拠対応済
※Restriction on Hazardous Substances(特定物質使用禁止指令)
ヨーロッパEU圏内にて2006/7月より施行の電子機器生産〜廃棄に於ける流れの中で、健康や環境負荷を最小限に抑える事を目的とした指令。日本での規制はありませんが、製作させて頂く立場の当然の義務としてSpeedex全ラインにリードフリーソルダを採用しております。
装着可能車種 12V仕様の四輪車全て
(オルタネータの位置により、オーナー様個人で接続作業が可能な場合とそうでない場合がございますので、十分ご確認の上お申しつけ下さいませ)
装着による効果 走行全域に渡るトルクアップ
始動性の向上
ライト(ハロゲン・HID・ネオン・LED)の照度向上、動作安定
オーディオ類の音質向上
スポーツコンパクト系装備(重電装品)のパフォーマンス向上
アーシングを施工済み、又はSpeedexシリーズを接続済みのオーナー様にお勧め致します。
同梱品 本体取り付け用のタイラップ(中16本・大1本)
本体裏に業務用発泡ブチルゴム系両面テープ貼付
装着時端子部接点塗布用導電グリス「Penetrox」適量
外形寸法等 本体(65mm×100mm×35mm)
ケーブル
プラシングコアケーブル(オルタネータ側)・・・約200cm

プラシングコアケーブル(バッテリー側)&エフェクトケーブル・・・各約35cm
価格 7,900円
(限定モニター価格/LEDなしの場合は7,800円)
予定台数出荷次第、標準価格とさせて頂きます。
※LEDカラーのご変更(高輝度グリーン/高輝度オレンジ)は200円にて承らせて頂きます
注文/予約方法 メールまたはオンラインショップでのご注文のみ
その他注意 モニター価格でのご購入の場合も、正規の1年間の「プロテクト保証」が付与されます。
特に設置場所は、熱源に近い箇所は避けてください。
本体寿命は目安であり部品の特性上、設置環境等により差異がございます。

※「Speedex W1 Dual nrg+」はエンジンルーム内のオルタネータ(発電機)とバッテリーを接続する独自のプラシングシステム発展形となっておりますので、バッテリーがエンジンルーム内にないお車には残念ながらご装着頂く事が出来ません。(バッテリーがトランクや助手席シート下にある車種等)どうかご了承下さいませ。
納期 即納〜カスタムフィットサービスご利用の場合は、中1日頂戴致します。
ご質問・お問い合わせ info@speedex.jp までメールでお願い致します。

 

暖かいオーナーの皆様のご支持のお陰様をもちまして、この度満を持して「SPD tech-Laboratory」から4thモデル「Speedex W1 Dual nrg+」を発表させて頂く運びとなりました。こちらのモデルは、以前からオーナー様より実現のご要望も多く頂いておりまして、設計段階まではかなり前から進んでおりましたが、「作業に詳しくない方であっても、車好きであれば誰でも【簡単に】ご装着頂ける装置を」というSpeedex全ラインに共通した理念からは若干離れたものであった為、発表させて頂く機会を逸しておりました。

ご愛車に施工する作業として一般的になってきた「アーシング」、この対極に位置する作業が「プラシング」でございます。バッテリーのマイナス端子から各アースポイントへ分岐させることで、元々アースの貧弱な車両にはその補完を、経年劣化により純正アースが弱まっているお車には、本来あるべき電気の戻り(マイナス)の状態を復元させる、いずれの場合も純正状態では製造コスト等の問題もあり、最低限のアースしかされていない事も多く、その点では「純正アースの強化」こそアーシングの一番の目的であると当方は考えております。電気の戻り道であるアース(マイナス)の強化は、単純にアーシングという作業によって成されますが、多くのSpeedexオーナー様の場合はSEECケーブル搭載モデルをご装着により、アーシング施工と近似した効果をご体感頂いております。

「プラシング」という作業は、発電機であるオルタネータとバッテリーのプラスを1本のケーブルで接続する事で、オルタネータにより発電された電気がバッテリーや他電装品へ向かうためのロスが減少する事を意味します。これは発電された電気が以前よりスムーズに流れる様になるという事であり、ロスが減るという事はオルタネータへの負担が軽くなる事であるとも言えます。近年の車両は搭載された電装品数も多く、走行に関連する部分も電子制御である事を考えますと、「車は電装品」であると定義する事が出来ようかと思われます。オルタネータがロスなく発電し、その通り道が強化されるプラシングは、搭載バッテリーの大小に関わらずお車の全体的なパフォーマンスを向上させる為には非常に有効な手段であると当方は位置づけております。

具体的なパーツ内容を考えた時、一般に「プラシング」と言えば「太いケーブルの途中にヒューズが挟んであるだけの物」が殆ど全てであると言って過言ではないでしょう。「ケーブルの途中にヒューズを経由させるべきか否かに」つきましては諸論ございますが、当方では搭載させて頂いております。確かに一回接続さえしてしまえば「ヒューズが焼き切れる程の大電流が不意にオルタネータから流れ込む」様な事はないでしょうし、22sqもの太いケーブル用のヒューズ及びヒューズホルダーは高価ですので、製作側からすればコストの大幅な削減にも繋がるでしょう。それでもやはり当方では「接続作業の際のショートの可能性」を加味してヒューズを搭載させて頂いております。「一旦接続してしまえば大丈夫だからヒューズは不要」というものではなく、そもそも「ヒューズは安全の為の保険装置である」という観点を重視すれば、「なくても良い」ではなく「あるに越した事はない」という結論に達するのは自然な事でしょう。

Speedexから皆様にご提供させて頂くプラシングシステムには、オルタネータ←→バッテリー(+)というケーブル1本の単純な構造に留まらないのは勿論の事、実質的な効果を伴わない「無駄な飾り」を一切排除、Speedexのコアテクノロジを応用する事で、電気の通路を拡大するだけでなく、内部でシンクロされたエフェクトユニットと連携する事により、優れたノイズ除去能力と共に得られる電力を積極的に運用する事が可能となりました。エフェクトユニットに関しましてはW1 Dual nrg+独自の充放電システムを内蔵した事により、最適なパフォーマンスを発揮する期間は無限ではございませんが、【効果は半永久的】と書かれていながら実際には大した体感もない装置よりも、【最適なパフォーマンスを発揮する期間は数年】であっても、その間しっかり効果をご体感頂ける装置の方が良いという方針を優先致しました。そもそも【効果は半永久的というものに効果があった試しがない】とは良く言ったもので、効果が半永久的で、効果もあるならば、それこそ自動車メーカーが純正採用しない理由がないのです。安易に「他と同じもの」、「コスト削減と製作効率を優先した横並びを良しとする風潮」を最初から無視、車好きな皆様が本当に求める物をご提供させてゆく事が、有難い事にSpeedexをご支持頂いているオーナー様の総意であると考えております。

今回満を持して新機種を発表させて頂くに際しまして、当然の事ながら素材は全て良質なものを厳選致しました。プラシングコアケーブルにはSpeedex初となる22sqOFC+Tin-Platedケーブルを、大口径ケーブルに合わせたヒューズケースは勿論、ヒューズ単体にも24金メッキを採用、長くご愛用頂く為に可能な限り経年劣化の少ない素材を選択致しました。メーカーによりましては「プラチナ端子」や「プラチナメッキ」なる部品もあり、価格が高価なだけにそちらの方が特性的に優れている印象をお持ちの方も多いかと思われますが、いずれも国内大手端子製造メーカーの商品ラインナップには採用されておらず、信頼性も不十分であると判断した為、敢えて信頼度の高く技術的にも成熟している24金メッキ部品を採用しております。

価格につきまして、確かに22sqケーブルは8sqケーブルに比べ価格は高価(約2倍)ですが、中間にヒューズを介しただけの一般的なプラシングケーブルの売価は9,000円近くする物まであり、単価を考慮しても高すぎます。「耐久性が違う」「素材が違う」という文句があったとしましても、その違いが体感上劇的な違いを生む程のものかと言えば、全くそんな事はなく、一番重要な芯線に関して言えば、Speedexにて採用させて頂いている素材は既に一般要求以上のクオリティを十二分以上に満たしていると言える物でございます。「Speedex W1 Dual nrg+」ではバッテリー(+)〜オルタネータまでの車種による距離差を十分考慮したプラシングコアケーブルの長さを標準仕様にて確保しており、旧来の単純なプラシングケーブルを大幅に超えるパフォーマンスを誇りながら、今回「Speedex W1 Dual nrg+」を本来あるべき適正な価格にて皆様にご紹介させて頂けます事を心より嬉しく思っております。勿論他のSpeedexと同様、カスタムフィットサービスをご利用頂けましたら、ご愛車にぴったりの長さに調整をして頂く事も自由でございます。

車種によりましては、オルタネータの場所が工具の届かない位置にある事も多く、その点では全ての車好きオーナー様に手放しでお勧めさせて頂ける装置とはなりませんが、「プラシングに興味はあるが、Speedexにはそれに該当するパーツがない」というオーナー様からの厳しくも暖かいお叱り、「その辺の適当なプラシングケーブルを安易に使って頂きたくない」という現状への不満、そして何より「それが売れるか売れないかで考えるのではなく、一人でもオーナー様に望まれる装置があるならば、可能な限り製作する事でお応えしたい」という、Speedexに一貫した”オーナー様の利益を第一に考える”という大前提―。作業的には少々敷居の高い「プラシング」というカテゴリではございますが、基本さえしっかり押さえて頂けましたら全く問題はございません。当方でもオーナー様に対しましては他Speedex同様、全力を以ってサポートさせて頂きます事をお約束致します。Speedexが満を持して発表させて頂く「Speedex W1 Dual nrg+」にて、オーナー様とご愛車の一体感が更に深まる事を心より願って止みません。